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Affidavits
2007年 12月 27日
夕方、タイムズスクエア近くの法律事務所で働く友人に書いてもらったAffidavitを受け取りに行って来ました。これは、NY州弁護士として登録するために必要になる書類のひとつで、ざっくり言えば、この登録申請人は道徳的に問題のない人ですよ、という趣旨の陳述書になりますか。登録申請するにはこの陳述書を2通集めなければならないことになっていて、これが結構厄介でございます。 この陳述書を書いてもらえる人は、 "reputable persons who have known applicant for not less than two years" で、少なくともひとりはattorney in good standingであることが望ましい、ということになっています。"reputable"かどうかって、一体どうやって判断するのか謎ですね。 さらに、陳述書の作成者は、 - persons who also complete employment affidavits on applicant's behalf - persons associated with applicant's present employer - persons related to applicant by blood or marriage - other applicants - members of the faculty or administrative staff of any law school attended by applicant であってはならない、ということとされていて、ご丁寧にも限定が付されているうえ、陳述書へのサインを公証人の面前でしてもらわなければなりません。そうすると、公証手続が若干面倒な日本にいる友人に頼んで送ってもらうのも気が引けるところで・・・ 結局、このような要件を満たす知り合いをアメリカで見つけなければならないわけです。が、付き合いの狭い者にはなかなか辛いものがありますね。 ご協力頂いたお二方、本当にありがとうございました。 このほか、登録申請に必要な書類としては 1. 学歴、職歴、犯罪歴等に関するアンケートへの回答書(公証要) 2. 過去および現在の法律関係の雇用主からのAffidavit(公証要) 3. 日弁連&所属単位会発行に係る弁護士として登録されていることの証明および懲戒処分を受けていないことの証明書(日本の弁護士の場合) 4. 過去に在籍した全ロースクールからの在籍・学位証明書 5. BarとMPREの双方に合格した人に送付される合格証明書のコピー があります。争いがあるのは、 ・日本の大学の法学部は4.の「ロースクール」に入るか ・司法研修所は4.の「ロースクール」か、3.の「法律関係の雇用主」か といったところでしょうか。多くの人は日本の法学部を「ロースクール」と扱って、4.の書類の作成を大学に頼むようですが、法学部は「ロースクール」ではなく、Collegeに過ぎないとして、4.の書類についてはアメリカのロースクールのみに依頼する方もいるようです。なお、4.については各人がロースクールに所定のフォームを送り、そのロースクールにおいて必要事項を記入したうえNY Barの担当部署に直接送ってもらわなければなりません。アメリカのロースクールはみなそのようにしてくれると思いますが、日本の大学の場合は、直送できないとして、便宜上厳封した封筒を申請者本人に渡し、送付作業は本人に任せるところもあります。この場合、申請者本人がアメリカにいると、受け取った書類をアメリカ国内からNY Bar宛てに郵送せざるをえませんが、そうすると、日本の大学の職員がわざわざアメリカまで来て書類を投函したことになってしまい妙なことになるので、日本にいる誰かに日本から投函してもらった方がよいかもしれません(とはいっても、アメリカから投函しても誰も気にしないと思われます)。 また、小耳に挟んだ話によりますと、研修所は雇用主としてのAffidavitを出さないようなので、何か書類をもらうとすれば「ロースクール」と扱って、4.の書類を準備してもらうことになりそうです。ただ、どちらとも扱わず、研修所には一切書類を頼まない人も多いようで、例年それで問題ない模様です。私も面倒なので研修所は無視することにしました。 なお、アメリカの法律事務所で研修中の人は、その法律事務所を「現在の雇用主」として2.のAffidavitを作成してもらうのが通常のようです。 結局、年明けまで提出できそうにありません。
by nyclife
| 2007-12-27 23:20
| NY Bar
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